Team Kyosho (ひろさか)活動レポート


 活動レポート NO−3   2007/02/16

 12日、香港より帰国後レースに向け準備を始める。たのんで
 おいたパーツ等もほぼ出来上がり組立を始めると同時に、持参
 する器材の用意も少しづつ揃え部屋に並べて行く。2年半ぶり
 の本格レース参加なのでどうも勝手が分からず戸惑いがある。
 今回は海外レースの為、重量に制限がある。規定では20kg、
 5kgはサービスしてくれる、あと5kgは交渉で何とかしよう。目標
 は30kg、これはかなりきびしい状態だ。なんとか軽量しなく
 ては...不要なものは持ち込まない
 しかし現地で無くてはどうしようも無い、ここがいつも悩むところだ
 工具も海外用の軽量タイプに切り替える。

 車を組みながらパーツを揃える。まずは一度完全に組立てまた
 すべてを分解する。そして次は、パーツのひとつづつを確認しな
 がら、必要個数を考えながらスペアーパーツを袋つめにしていく。
 この作業が非常に大変で最も重要な作業となる。パーツは多す
 ぎてもダメ、勿論足らなければどうしようもない。この見極めが
 難しい。またパーツは出来るだけコンパクトにする為に樹脂
 パーツ等はすべてゲートを切り離してパーツのみをビニール袋に
 詰める。また組立に時間が掛かるダンパーやデフ等は予め組み
 立てておく。私はパーツケース(箱)は基本的に2つに決めている
 大きなパーツを入れる箱こまかいパーツ等を入れる箱に分けて
 いる。これはパーツが必要な時にすぐに取り出せる様にする為
 である。

 そして、ある程度組みあがると今度は工具のチェック、通常に
 組み立てる為の工具類、加工等が必要な時に使用する工具
 等に分けておく。絶対に使う事が無いと思われるものは持って
 行かない。また、非常時に必要だけど簡単に人に借りられそうな
 リューター等も削除。

 ちなみに私は車のビスは未だに+ビスを使用する。これは工具
 が少なくて済む事、ネジを壊す事が少ない、特にアルミ等に焼き
 ついて取れなくなる事は殆ど無い、作業が早い(私自身で比較
 すると、車一台のメンテ時間は2/3位)そして何よりの一番の
 メリットは老眼がだんだんひどくなり、+ビスだとビス山が見えなく
 ても簡単に作業が出来るからである。
 また、ビスの閉め具合の微妙な調整が楽に出来る事なのである。
 何故、みんなあんな使いにくいヘックスなんか使うのかな?
 たぶんプラスビスの効能を知らないのかも...しかし、今では
 殆どプラスビスは模型店では売っていない事もある。
 
 組立が終わると、今度はメンテトレーニングで車を何度も分解
 組立をする。現場でいざという時にあわてなくメンテが出来る
 様に手を鍛え無くてはいけない。このところあまり作業をして
 いない為に、手の感覚が思うように動かない。丁度今LaLa
  PROTOの最終組み立てもやっている為にこれと合わせて、
 出発までに10回位の分解組立をすれば何とか感覚が戻る
 だろう。
 ドライバーも毎日一生懸命に練習をしているのだから、私も
 それに応えなければならない。
 
 ニコラスももう今日現地に入り、練習を始めた。初日はまずまず
 の様子といってもどんなのかな? このところほぼ毎日メールで
 連絡を取ってくる。ちなみに、彼はまだNEWマシンの事は知ら
 ない。現地でびっくりさせてやろう
 
 おまえの為にどれだけ多くの人が協力してくれているか? 
 なんてプレッシャーをかけてやる。(笑) 事実大変多くの人々が
 応援してくれている。特に台湾、香港、中国等私がほぼ毎月
 通い続けている人や会社等はもう完全にファミリーと言っても
 良いと思っている。特に中国系の人は、完全に自己中心主義
 で時には人を騙す事も多くあるようですが、家族を大切にする
 気持ちは我々の比じゃないと思い知らされた。この二年間大変
 多くの裏切りにも遭遇し、それでも執拗に通いやっと少し家族の
 仲間入りが出来たかも? 今後は大変大きな力になってくれる
 事と信じている。
 
 今日から仕事納めのところも多く、電話やメールが殺到、良い
 お正月を!又来年会いましょう。...おいおい、こちらはもう
 とっくに新年は迎えてます。
 
 明日はママを東京のカイロへ連れて行き、ついでに私の体も
 メンテをして貰おう。明日からは最終準備およびバッテリーチェック
 今回はH−Energyを使用する予定だが、数量も少なくまた
 重量も問題がある為に6〜8パックで練習からレースまで賄う
 予定。たぶん予定では60回位は走行するだろう。従って簡易
 型のチェッカーを持ち込み、現場でチェックもする予定。

 今回のレースは我々にとってはたいして重要なレースではないが
 久々に自分が活躍出来るレース参加の為、嬉しい気持ちと、
 不安と、ある意味で大きなプレッシャーを感じている。
 どんな結果になろうとも我々にとっては、生涯忘れられない
 レースになる事だけは確かだと思う。