第3回 HIROSAKA CHALLENGE
                 in MANILA


 


 丁度昨年3月20日に初めて開催されて以来も、うこれで3回目
 マニラでの HIROSAKA CHALLENGE 3月14日に開催。

 今回は、トラックオーナー JP氏のサポートを担当する事に...

 12日より調整開始。RCを触るのは2ヶ月ぶりというJP氏、
 やや緊張気味だが、まずは気楽に行きましょう。通常はタミヤ車
 を使用しているが、今回は試乗も兼ねて私が用意した、
 スタリオンでのテスト開始となりました。
 今回は、2種類のスタリオン改を用意しました。ワイドシャーシ
 とナローシャーシだ。
 
 まずは比較的アンダーで走行容易な1号車でテスト。路面グリップ
 も良く走行も安定している。普段はかなりイケイケドライブのJP氏
 だが、さすがにレンタカーと言うことか、かなり慎重なドライブ...

 いいですよ、もっとパワーをかけて! でもあまりパーツが無いので
 壊れたら終りです。 とプレッシャーをかける。(笑)

 専属のメカニックを指導、相談をしながらセッティング、テストを
 進めて行く。路面グリップが非常に良い為にかなりアンダーが強く
 でる。パワードライブのJP氏には、もっと曲げなければならず。
 このマシンでは限界かな?
 
 ここで、マシンを交換してナロータイプの2号車をテストして
 みましょう。
 彼のドライブフィーリングにぴったり、一気にラップライムも0.5秒
 位上がり、上機嫌のJP氏。

 しかし、まだまだ本格的なグリップでは無く、レースになると、もっと
 グリップが上がると、ハイサイドを起こしてしまうかもしれない。

 明日は、もう一度両者をテストして良い方を決めましょう。


 13日、今日は再度両車を比較して、レース用を決めましょう。
 まずは、1号車より開始、コース状態もあまり良く無くラップタイム
 も今ひとつ、ただ走行フィーリングはかなり良さそう。

 しばらく走行して後に、2号車に切り替えてテストを続行。
 どちらも、一長一短だが最終的な決定は、JP氏自身に委ねる。
 おそらく彼の好みでは、2号車になると思ったが、尋ねるとやはり、
 2号車を選んだ、彼はギャンブラーだ!

 今日はかなりの回数を走行した為に、走りにも少し疲労が感じ
 られる様になってきました。今日はこのあたりで切り上げましょう。

 仕事に忙しい彼は、通常もあまり練習などは出来ない為に殆ど
 はレースのみの走行となるようです。
 従って今回は、練習法や操縦テクニックの指導などでは無く、一発
 勝負をマシンのセットなどだけで行う作戦です。

 まずまずは順調に調整を終え、明日のレースに備え早めに走行を
 切り上げて、マシンの整備をする。私も一応プロメカニックとしての
 看板を下げている。レースでの整備ミスだけは避けなければ..
 慎重に整備を済ませホテルに戻る。 

 14日(土) レース開始
 さていよいよレースの開始となりました。ここまでは、何とか大きな
 トラブルも無く順調に進んで来ました。しかしこれからが本番、
 レースとなると色々な要素がはいり、なかなか思うように進まない
 のが通常。

 レースは予選3ラウンド、決勝(Aメイン)3ラウンドとなり、計6
 ラウンド走行する事となり、結構忙しいレースとなります。

 使用マシンは2号車、朝1番に1度だけテスト走行をする。
 ほぼ完全に分解整備をした為に、マシンのセット等の確認をする。
 コース状態も朝の為、あまり良くはないが、ラップタイムも問題なく
 見た目にもかなり良さそうな状態でした。

 予選1ラウンドがスタート。かなり緊張気味な走行だが、非常に
 安定して良いラップでトップで走行、高谷選手と殆ど同じラップ
 でトップ争いを展開。中盤高谷選手がクラッシュで後退、そのまま
 独走状態でゴールか? と思われたが、クラッシュ! しかし大き
 なロスタイムは無く、トップゴール。予選は3ラウンド中の2ラウンド
 のポイント合計となる。このラウンドでは高谷選手に0.02秒の
 差で総合1位を獲得。幸先の良いスタートとなりました。
 JP氏もご機嫌...

 つづく2ラウンドも同じ様な展開となりました。しかし気温が非常に
 上がり、通常ならグリップがどんどんと上がってくる筈なのに、意外
 とグリップが上がらず、タイムも少し遅くなって来ました。
 マシンが少しアンダーとなり、ミスも出て、このラウンドは2位ゴール
 となり、結果は最終ラウンドに持ち越されました。

 3ラウンドに入ると、さらにアンダーがきつく曲がらなくなってしまい、
 ラップも出せず、他車に接触される等のトラブルがあり、順位を
 上げる事が出来ずに、決勝は2番手のスタートとなりました。

 決勝レースが開始される頃にはいつも路面グリップがかなり高く
 なるとの事ですが、今回は何故か思った程グリップが上がらず、
 アンダーが解消されないままのスタートとなりました。
 セッティングを少し変える事も考えたのですが、やはり決勝
 レースでいきなりセットを変えるのは大きな賭けとなる為に、
 そのままのセットで行く事としました。

 決勝1ラウンドでは、TQの高谷選手を追従し2番手を走行
 するが追いつかず、2位でゴール。

 2ラウンドでも同じ様な展開となるが、あせりが出てクラッシュ。

 


 つづく...


 いつもながら、りっぱなトロフィが用意された。
 

 コースレイアウトも毎回変更される。
 今回は、モディファイ、ストック、F−1の3クラスが開催。

 

 コース入り口には。小銃を持った警備員が...
 

 今回のサポート、コースオーナーのJP氏、と運営者
 

 在マニラの日本人坂尾しも、RCに挑戦。今回は残念ながら
 練習のみ。

 

 今回のレース進行はどうですかねぇ〜?
 とてもいいと思いますよ!
 

 TITC 世界選手権参加のジェリー選手。運営にも忙しい。
 

 同じく世界選手権やTITCに参加のミッチー選手。
 いつも楽しく、色々とマニラの事も教えてくれます。

 

 日本人メンバー。
 

 オーナーJP選手と高谷選手。いつもありがとうございます。
 

 フィリピンといえば...このバス。
 

 バスターミナルには一杯のバス。とても面白い。
 次回は一度乗車に挑戦!

 

 次は中国上海へ...