*******************************
     
MASAMI COLLECTION     TOP
    ******************************

    
1/10 ツーリングカー


  2003年 全日本選手権用 プロトタイプ  

 2003年 全日本選手権用 プロトタイプ  2022/06/01 記載

 2003年 ツーリングカー全日本選手権用 としてSDのプロトタイプを製作。
 NO−1〜4まで製作し、NO−4が本戦使用で優勝車となった。
 レースでは、正美のみが使用し、本戦用は1台しか製作していない。

 このSD−SPLが私のヨコモでのツーリングカーの最後の設計となった。

 コンセプトは、シャフトドライブの片巻きを最小限に抑える事を目的とした。
 主な特徴は、シャーシのバッテリースロット等を無くし、シャーシ剛性の左右を揃え
 クセを無くす事に成功した。

 このレースは私はヨコモを退社する事が決まり、最後のツーリングカーのレースとなる
 為に必勝を期して、早くより一里野に入りテストをくりかえした。




 このマシンはNO−2で、一番多く走行したかも知れない。




 リアボディマウントはショックタワーに取り付けず、アッパーデッキに取り付け。
 テコの応用で、リアのトラクションが多くかかる。(PRO−10に採用)








 シャーシは切り抜きをしないで、皮一枚残す。 裏側は全くのフラット。




 私はビスはすべてプラスビスを使用。 作業が1.5倍速くなる


 ユニバーサルシャフトはオールアルミ製、通常のオプションのアルミシャフトより、
 さらに30g位軽くなる。








 2003年 ツーリング全日本選手権 優勝車




 配線は重心を下げる為に、メカの下を通す。






 モーターの冷却は、ファンよりエアーインテークの方が効果があった。


 シャーシは、フライス加工で0.5mm残っている。




 アッパーのビス位置でシャーシ剛性を調整。




 お問い合わせ info@hirosaka.jp


  24時間耐久レース  プロトタイプ 

 24時間耐久レース プロトタイプ      2022/05/14 記載

  製作 1996年

 1996年8月千葉ユニデンサーキットに於いて、24時間耐久レースが開催された。
 昨年より始まったこの大会は昨年に引き続きヨコモメンバーの有志による参加が予定
 されていた。 私達は耐久レースの経験も無く、また夏場は全日本選手権等が多く
 ある為に参加はしない事になっていた。

 しかし大会一ヶ月前、会社よりこの大会は規模も大きく、またアピール度も非常に
 高いとの事で、我々にも参加する様に指示が出た。

 私は強く反発したが、仕事だからやらざるを得ないと引き受けた。 しかし準備期間は
 一ヶ月しかなく、マシンも耐久レースに使える様なものは無い。また私達には全く耐久
 レースの知識はない。

 しかし、託された以上は何とかしなくていけない。まずは昨年参加したメンバーから
 色々と情報を集め、そしてマシンを新たに作る事にした。ただヨコモには大変多くの
 メンバーが居る為に、3チームを参加させるという狂気じみた決定。

 私は自分なりに作戦をたてたが、7月14日からアメリカでオンロード世界選手権、そして
 帰って直ぐに、8月16日〜18日まで、岐阜でオフロード全日本選手権がある。
 耐久レースは8月24日、一週間も無い中でマシンを作り、テストをしてそして3台作ら
 なければならない状態となった。全日本選手権レース中に色々と構想を練っていた。

 レースが終わり、月、火でプロトを作り、水曜日にテストそして木、金で量産と言う、とんでも
 ないスケジュールとなった。

 マシンは通常レースに使用しているものは振り分けバッテリーの為、これは耐久ではダメ。
 そして耐久では、ピットストップでのバッテリー交換が結構重要と考えボディを外さずコネクター
 も無くし、銀接点の接触だけで通電する方法を考えた。これにより通常10秒位掛かる
 交換も6秒位で出来る様になった。

 そして、木、金で3台をほぼ手作りで製作し、現地に向った。殆ど徹夜状態だった。
 レースは24時間あるので、途中で少しずつ寝れば良い、と思ったが...甘かった!
 よく考えると、レース中何時マシンを壊すか分からない、またマーシャルがいない為に転倒等
 があると自分で行かなければならず、ピットがら離れられない。 大きな誤算だった。

 結局、レース中予選から本戦24時間、前日からたぶん50時間以上眠れなかった。
 レースでは色々な事があったが。結局は優勝する事が出来たが。最後のゴ−ルが決まった
 瞬間、私は気を失った様に眠ってしまった。次ぎに目が覚めた時は表彰式も後片付けも
 全て終わっていた。

 そして、2週間後には、1/12全日本選手権が待っている。 まだまだレースは続く...



 
24時間 耐久SPLマシン

 24時間耐久レース用に特別製作したマシン。 テスト用1台 本戦用3台製作
 設計から製作まで5日間で完成。 

 奇しくもこれが同年初開催の全日本選手権用マシン、YR−4Uの原型となった。
 初回の全日本選手権は、パックバッテリーのみ使用可となった。

 ボディカラーは今回は正美のみのレースでは無く、チーム戦の為、また夜間の
 走行時にも見やすいカラーとした。


 転等時に起き上がる、いわゆる、”オキールアンテナ”マーシャルが入らないので
 有効と考えたが、一度も転等する事は無かった。


 ボディキャッチピンは前後一箇所ずつ。 ボディの着脱を速くする為。
 修理や、ボディ着脱が速い。 (夜間はライトを点灯しなければならない。)


 バッテリー交換は、横からスライドさせて交換。コネクター無しで銀接点の接触。
 コースが時計回りだと簡単の交換出来たが、レース時は反時計回りとなった為、
 正美は停止時にスピンをさせて、方向転換。毎回ピッタリと決める。


 アッパーデッキは、ビス止めはしない。

 後ろ側は、ピン止め。


 前側は、外さずに回転させる。


 モーターは、マブチ540を5個支給される。 5個では最後持たないと言われて
 いたが、我々は3個で十分だった。


 バッテリーはコネクタを使用しない接触タイプ。


 バッテリーは少し斜めにセットされる。


 バッテリーは横へ引き出し、後ろへ抜き取る。


 接点は純銀のバッテリープレートを使用。




 フロント、リア部はYR−4用を使用。






 このレース用に製作したパーツ。 板はすべてFRPを手切りで黒染め。

 純銀接点。




 レースは雨の中での予選で正美が出走、TQを獲ったが、メカに水が入った様で
 決勝レースでは、サーボが誤動作して、正美以外のドライバーが走行出来なく、
 結局は正美がほぼ20時間位走行させる事となった。

 バッテリー交換は、あまりデータが無い為に、当初10分で交換する事として、ピット
 から指示を出す事にしていたが、10分過ぎても正美はまだ大丈夫!と言い、自分 
 から交換時と伝えると言う事になった。結果16分位ラップを落とさずに走行出来、
 ピット回数を大幅に少なくする事が出来た。 これは途中でバッテリーダウンをすると
 大きなタイムロスとなるが、走行後の残量を測定すると、いつももう一周は走行出来
 無い残量だった。 改めて正美の正確さには感心した。 

 そして私達のレース史上、最初で最後の賞金が30万円贈呈された。 
 チームメンバー全員に振り分け、各名1万円を獲得した。


 お問い合わせ info@hirosaka.jp


  1/10 ツーリング ミッドモーター プロト 

 1/10 ミッド ツーリングカー プロトタイプ     2022/05/12 記載

  製作 2003年頃

 2002年ツーリンッグ世界選手権が終了後、次回2004年に向ってTCの改良に
 取り組んだ。 2002年用にも色々とプロトを製作、テストしたが、良い結果が出なくて
 結局はTCでの参戦となった。

 そしてTCは安定は非常に良いが少しアンダー気味の為に、ミッドモーターを考案し
 テストをした。
 しかしこの頃から、駆動の軽さ等に有利なシャフトドライブに注目が集まって来た。
 ヨコモでもシャフトの開発の指示が出た。私はシャフトではモーターの積み方で反動
 トルクが出る為に、あまり賛成はしなかったが会社の方針には逆らえない。

 そして気が進まないシャフトドライブカーSDの開発に着手したが、平行してこの
 ミッドのテストも継続した。 TCでかなり成熟したプロトはやはり相当に速く走行
 する事は出来たが、これをレースに使用する事には会社の了解はえられなかった。

 結局は、日の目を見られなかった数多くの”日陰の子”の一つとなった。
 これも公開することは無かった。


 
TC MID は、数種類作成い、ほぼ一年間に渡りテストをした。




 FRPとSSGとの特性の違いの検証するために、ほぼ同じ仕様で素材のみ
 変更してテスト。










 フロント周りは、TC−2002用を流用。


 バッテリーは、バランスの良い4−2で搭載。




 モーターマウント、シャフトマウントはYMP−013用を使用。


 スタビもアッパータイプのTC−2002用




 シャーシのサイドの減り具合でバランスの良さが分かる。


 フロント、リアーは、TC−2002と同じ。


 前後ユニバーサル、及びシャフトはアルミ製。




 リアーハブキャリアはTC−2002


 ハブキャリア、ステアリングブロックはTC−2002













  お問い合わせ info@hirosaka.jp


  YMP TC−2002 プロト  


 2002年 TC−2002 ツーリングカー     2022/06/22 記載

 2002年アフリカでの世界選手権後に、次期戦略マシンとしてTCに改良を
 加えて製作したが、時代がシャフトドライブが大勢となり、我々もSDの開発を
 余儀なくされ、ビッグレースでは使用出来なくなり、私は大変自信がもてるマシンで
 あった為に、YMPとして一般に28台のみ販売した。
 
 TCも2回の世界選手権を経て熟成され3度目の正直として、力を入れたが、
 結局は大舞台に上がれなかった悲運のマシンとなった。しかし当時は滅多に褒めない
 正美が絶賛した走行性能を持っていた。






 SSG(シルバー サーフェース グラファイト、私が名付けました)で製作。












 アルミパーツはグリーンアルマイト。



 モーターは、1mm低く搭載出来ます。 
 上のターンバックルはリアネベルトテンショナー


 YMP販売車にシリアルNOが掘り込まれている。




 ユニバーサルは、シャフトは、6mm径アルミ製。




  お問い合わせ info@hirosaka.jp


  1/10 ダイレクトドライブ ツーリング 

 1/10 DD ツーリングカー プロトタイプ     2022/05/11 記載

  製作 2001年頃

 1995年頃から、ビッグレースでもツーリングが盛んになり、どんどんとエスカレートし、
 また機構も複雑、そして価格も高くなって来た為に、ビギナーには扱いが難しい
 カテゴリーとなって来た。

 そこで、もっと簡単な構造で安く販売出来るマシンを販売出来れば良いかと、
 DD(ダイレクトドライブ)のツーリングを企画テストしました。

 数種類のマシンを製作で、テストを繰り返したが、操縦が大変難しくとても
 ビギナーで扱える様にはならなかった。 スポンジタイヤを使用すれば何とか
 走行で無くは無いが、そうするとタイヤが面倒となる。

 今回のプロトタオイプは、走行用では無く(勿論走行は可能)このカテゴリーが
 上手く行った時に、ホビーシーにてプロモーションをする為に、製作したマシンです。


 サイズは、ツーリンガカー規格(幅190mm)




 リアー部は,PRO−10のYRX−10を流用。 Tバー、3P システム


 ダンパーもPRO−10用を使用。




 フロントサスは、ダブルウイッシュボーン風だが、実はキングピンサス方式。




 モーターマウントは、YRX用を軽量。 デフもYRX用(ボールデフ)






 バッテリーは、パワーを押さえる為に、4セル専用として。


 Tバーは、FRP製






 Rハブは、YRXハブにツーリングホイール用アダプターを取り付け。


 ホイールハブは、マグネシム製。


 ステアリングブロックは新設計。


 フロントサスは、キングピンサス。 1/12レーシングで多く採用されている様な
 構造。









 お問い合わせ info@hirosaka.jp


  1/10 ツーリング  NO−2 

 1/10 ツーリングカー プロトタイプ NO−2   2022/05/10 記載

  製作 1998年頃

 ツーリングカーは、1993年にYR−4が発売され、その後次々とバージョンアップ
 されてきたが、1996年始めて全日本選手権が開催され、この時はYR−4Uで
 原選手が優勝。 そして世界選手権の開催が予定されているとの事で、新しい
 ツーリングカーの開発が必要と考えた。

 それまではツーリングカーは、オフロードのスーパードッグファイターがベースとなって
 いたが、これらはもうすでにかなり古いシステムで新しいものが必要と考えた。

 そしてオフロードMX−4ベースのツーリングカーの開発を進めた。会社からの
 要望で価格を抑える為に、成型樹脂を多用する様にと指示があった。

 ただ、私は樹脂シャーシはかつて製作もテストもした事も無い為に未知の事と
 なる為に、樹脂シャーシの設計と共に、出来る限りこれに近いと思われる型の
 シャーシを製作しテストを続けた。 成型樹脂シャーシでは一度製作してしまと
 大きな変更は難しくなる。

 そして製作したのが、このプロトタイプ NOー2である。 これはNO−1からの
 発展型で、極秘開発でその後発売の、MR−4 TCのベースとなった。

 YR−4は、レースと共にバージョンアップが必要となり、こちらの開発を進めながら、
 同時進行で、密かにテストを続けていたマシンです。 これをベースにTCが完成した。


 
YR−4のバージョン

 
1993年  初期モデル


 
1995年  レース用としてバッテリーは振り分けタイプを採用。


 1996年  初の全日本選手権、規定でスティックバッテリー仕様


 1998年  全日本選手権 スポーツクラス 対応


 1999年 本格レース用にフルモデルチェンジ  MR−4


 2001年  2000年世界選手権 優勝モデル




 
プロトタイプ NO−2

 ベースは、量産タイプのMX−4




 フロントバルクヘッド、バンパーは成型樹脂


 アッパーデッキは、FRP手切り




 リアバルクヘッドも樹脂、ショックタワーは、FRP




 シャーシはFRP、バッテリースロットを変形させてバッテリーの内側を下げる。




 前後アーム、ステアリングは樹脂、ダンパーは新設計







  お問い合わせ info@hirosaka.jp

  1/10 ツーリング  NO−1 

  1/10 ツーリングカー プロトタイプ      2022/04/09 記載
 
  製作 1995年頃

 1995年、1/10次期世界選手権を見据え従来のYZ−10からのフルモデル
 チェンジに取り組んだ。 
 この時のコンセプトは次期ツ−リングカーと共用出来る事だった。

 その為にオフロードと共にツーリングカーの開発も極秘で同時進行していた。
 特にツーリングカーにおいては、YR−4が発売されたばかりの為、特に注意した。

 駆動系等は殆どMX−4と同じだがアームは当然短くなる為に、ジュラコンで製作。
 サスマウントもピン位置を色々とテスト。 このマシンの走行を見た人はいないと思う。
 これが発展し、後にMR4−TCとなり1999年にデビューした。

 写真は、MX−4 PROTO との比較。 共にシャーシはFRPの他作り。












 モーターマウント、バルクヘッドは、MX−4と同じ。
 ダンパーはアソシ製。


 前後アームはジュラコン削り出し。




 バンパーはカイダックの手切り


 ショックタワーマウントは、アルミ。


 ハブキャリア、ステアリングブロックはMX−4.


 リアハブキャリアもMX−4.





  お問い合わせ、ご注文は info@hirosaka.jp  まで


 *******************************************

  TOP