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 廣坂 物語 
 History of the Hirosaka family and Masami.


 廣坂 正明 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。

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   Vol−103

   2000年 オンロード 世界選手権 1/10

  
 2000年 オンロード世界選手権 1/10  



 1995年オフロード世界選手権についで2回目の世界選手権が谷田部
 アリーナで開催される事となった。

 前回のオフロード世界選手権では初めての世界選手権開催の為要領
 が分からず、大会の準備や運営等に大変多くの労力を費やしメカニック
 としての仕事が殆ど出来ず、私の失敗で正美が不本意な成績に終わった
 苦い思い出がある。 その経験を活かせ今回は万全の準備をし余裕を
 持って大会に挑み地元の利を活かせる様に試み、正美の全3クラス制覇
 を目標に最大の努力をした。

 世界選手権で3種目が開催されるのは最初で最後となる。選手にとって
 も3クラスすべて参加する事は大変な事で多くの選手は2クラスに絞る事に
 した選手も多くみられた。


 まず始めは1/10レースより開催される。
 1992年より始まった1/10レーシング世界選手権は、5回目の今回
 をもって世界選手権は最後の開催となった。

 私達は、1994年第2回の大会より参加し、世界チャンピオンを獲る事
 が出来、日本でももっと広まる様に色々と努力したが、日本のコースでは
 車が大きく、なかなか普及はしなかった。

 96年98年と参加したが結果は良く無く、最後となった日本での大会では
 何としても勝ちたい一念で、マシンも改良そして大会に臨んだ。



 私はRCレースの始まりは1/12からでした。1980年頃から車を製作し
 細々と販売しアルフシリーズで全日本選手権に優勝する事が出来ました。
 その後正美とヨコモに入社してからは1/12はアソシを使用する事となり
 私が製作をする事は出来なくなりました。

 何時かは1/12を製作したいという夢は持っていました。そして1992年
 世界選手権の新しいカテゴリーとして1/10が加わりました。第1回は私達
 は参加しませんでしたが、このカテゴリーはわたしにとってはチャンスだと考え
 ました。本来なら正美はアソシを使用しなければならないのですが、私は
 1/10は12のノウハウが活かせるカテゴリーと考えアソシに直談判を
 しました。

 1994年のドイツでの第2回大会で私は自分で製作したマシンで挑戦
 をしたいとお願いしました。これはアソシと戦う事になるのですが、社長は
 今までの正美のアソシへの貢献等を考慮して1/10は独自に製作し
 レースに参加する事を許可して頂きました。それに加えリーディモーターや
 他につけても協力をすると言って頂けました。

 そして私は急遽YRX−10を製作して世界選手権に挑み優勝する事が
 出来ました。その後のアソシ12Lにも私の意見も多く取り入れられました。















 

 

 

 

 

 































 

 

 

 

 

 

 

 


















 
































 







 






































 マシンの大きな変更点は、バッテリーの配置。 従来の縦置きではUバーが
 必要だったが、微調整が効かず、グリップの低い為に、Tバーとして、
 バッテリーも振り分けとした。 サイドダンパーも取り付けたが無い方が
 グリップが上がり、最終的には取り外した。




 ESCは、GMレーシングV12を使用。


 バッテリーはヨコモピークマッチド 当時マッチドは私のメインの仕事。




 RX用に50mAバッテリーを搭載。
 
 クリスタルは、10バンドとなっているが、実はダミー。レースでは
 登録バンドを電波チェックされるが、表示は自由。 妨害防止の為
 決勝レースでは、使用バンドは公表されない。




 モーターはREEDYフーリー






 フロントアクスルは、オフセット1、2、3mmを用意


 キングピン上部にはスラストベアリングを入れ、ガタを無くしスムーズに動く。


 リアはマグネシウムハブ、これは他メーカーでは使用しない。




 軽量、冷却ファン]付きモーターマウント







 世界戦用に数種類のプロトを製作、テストした。







  Vol−104 へ つづく...



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