廣坂 物語


 廣坂 正明 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。

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   Vol−51

 1993年


 
1993年世界選手権はオフロード、シュマッカーの本拠地であるイギリスでの
 開催となる。 91年にアメリカで世界チャンプを獲得したワークス’91を
 ワークス’93として、今年の世界選手権に使用すると言う事で販売して
 きたが、本当は極秘にニューマシンの開発を続けてきた。

 そんな中、タミヤのツーリングカーの人気が非常に高まっているとの事だった。
 どんなものか? サンプルとして購入し調査したところ、オフロードをベースに
 オンロード4WDに仕上げたものであった。

 これなら我々にも簡単に出来そう...と早速プロトタイプを製作した。社内
 では反対もあったが、営業の強い押しがあり、販売する事が可能となった。

 このプロジェクトには、二つの大きな意味があった。一つは発売して間もない
 ワークス’93が直ぐにモデルチェンジとなる為に、パーツの在庫等が増えてしまう
 為に、これらをツーリングカーに流用出来る事。

 そして、新たなカテゴリーにツーリングカーが加えられることとなった。




   





  


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 地方でも積極的にデモ参加。











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 7月に開催される世界選手権と同じコースにて、プレワールドとリーディレース
 が開催された。








    

    

    

    

 

    

    

  



 





 このプレワールドには、すでに世界選手権用のプロトマシンは、ほぼ完成して
 いたが、あえてレースには使用しないで、ワークス’93を使用。レース後に現地
 に残り、ニューマシンのテストをした。 今回は地元シュマッカーが50名近い
 ドライバーをサポートするという情報にて、我がチームも50名位のドライバーを
 サポートする予定となった。


 レースでも相手に警戒させない様に、あまり本気にならず、色々なテストをする
 事に集中した。


 市販車ならともかく、プロトタイプを多数サポートする事は非常に困難である。
 私はいつも少数精鋭で望むほうが、勝率は高い...と主張したが、受け入れ
 られなかった。




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