廣坂 物語
廣坂 正明 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。
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Ｖｏｌ−５５
１９９３年 オフロード 全日本選手権
イギリスでの世界選手権が、好結果の元に終了し無事帰国。 息つく間も無く
次はオフ全日本選手権、世界選手権の続きで行きたい所だが．．．
世界選手権では、参加選手にはプロトタイプを使用したが、全日本選手権
では一般ユーザーも多く参加する為に、全ての参加者にプロトをサポートをする
事は不可能の為に、ユーザーの不満を解消する為に、チーム全てに従来の
マシンを使用する様に指示された。勿論私達も例外では無い。
ただ世界選手権での後処理も終わっていない中、切り替えや、また新たな
参加者へのサポート準備等は大きな負担となった。
私と正美は、レース専用のスタッフでは無い。 普通の社員である。 ただレース
の時だけに特別にレース参加の時間を与えられるだけである。
通常は、私の仕事はマシン等の開発、バッテリーのマッチド等、そして正美は
営業部に所属し、営業活動をしている。 レースはこれらの本業、プラスαと
なる。 勿論これらのレース活動での特別報酬等は一切無い。
世界選手権等のビッグレースは夏場に集中する為に、夏の時期は私達には
地獄の様な期間だ。
また今年の１／１２全日本選手権は、期間が世界選手権と重なった為に
不参加とした。 これで少しは負担も少なくなった。
そして迎えた、オフロード全日本選手権 開催場所は、谷田部アリーナ。
我々のホームグランドではあるが、地元有利を無くす為に、前日に全面コース
変更され、イコールコンディションになるように配慮された。
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Ｖｏｌ−５６ へ．．．
