廣坂 物語 
 History of the Hirosaka family and Masami.


 廣坂 正明 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。

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   Vol−78

  1997年 1/10 ツーリング 全日本選手権 (川場村)

 この後は、まだ1/10オンロード全日本選手権等、ドイツでのKEILDTM、
 そして香港レースが控えているが、今年は大変重要なツーリングカーの全日本
 選手権が間近にある。
 
 今回は群馬県の特設コースでの開催。 特設としては大変立派で大きな
 コースである。 川場村の力の入れ具合が感じられる。 
 また今後レースの中心となる様な感じのツーリングカー、多くの注目が集まり
 メーカーも力がはいる。

 当然我々も力を入れなければならないのだが、まだルールも確立されて
 おらず、色々な所で変更がある為に、対策が非常にむつかしい。 特にヨコモ
 に対しての締め付けと思われる部分も多くある。 世界選手権等では最低
 1年前にはルールが決定され、それ以後の変更は認められない為に、ルール
 ブックに記載されていない事は、すべて容認され、もし問題が起これば、レース
 後に規定に従って協議され次回より適用される。

 今回の大きな変更店としては、いわゆるナロータイヤの禁止で、タイヤ幅が
 規制された。 そしてボディもいわゆるセダンタイプで4シーターとなった。
 
 このため従来より好評だった、フェラリーは使用出来ない為に急遽RX−7
 を製作する事となった。 また全高の規定も設けられた。

 マシンに関しては、我々は次期マシンとしては、MX−4をベースのツーリング
 を企画していいた為に、大きな変更は実施せずに現行のマシンを少し改造
 する事とした。

 今回のテーマは、MX−4でよい成果が出た、マシンの重量バランスに大きな
 ポイントを置いた。 まず他車との大きな違いである、重心の低さ、そしてベルト
 の取り回しでの駆動ロス。 バッテリーの分割による、前後左右のバランス等に
 重きを置いた。 今回のコースは、コース全体が傾斜しているという珍しいコース
 で、左右のカーブや上り下り等で、この差が出るのでは無いかと考えた。

 日本ではまだ第2回だが、アメリカやヨーロッパでは、すでに選手権は多く開催
 されている。そしてIFMARでも世界選手権開催に向け動き出している。
 来年あたりから開催されるという話も出ている。 その為にも日本のレースや
 ルール等も注目されている。 

 ここでもやはりヨコモ潰しの動きがある為に、我々の有利になる様な事を表面
 に出せば、禁止されてしまう。 私達は出来る限りルールには口を出さない事
 とする。





    






   

   

   

   

   

   

   



















  

   





 






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   Vol−79 へ つづく...